Chassagne Montrachet Morgeot 1er 2007 （Morey Coffinet)

本日のワインはブルゴーニュの赤ワイン、シャサーニュ・モンラッシェです。
造り手はモレ・コフィネ。

以前、ブルゴーニュのモレ一族について少しだけこのブログで触れましたが
このシャサーニュの村において、モレ一族は代々素晴らしワインを造り続けています。
しかし畑の相続やら結婚やらで、新しいドメーヌが出来たり、なくなったりと
なかなか区別が難しく、僕らも頭がこんがらがる時があります。

すでに2人とも引退していますが、「アルベール・モレ」と「マルク・モレ」
という兄弟のドメーヌがありまして、アルベールの子供達がそれぞれ起ち上げたのが
僕も大好きなドメーヌ「ジャン・マルク・モレ」と「ベルナール・モレ」
「アルベール」の娘婿が起ち上げたのが「マルク・モレ・エ・フィス」
「マルク・モレ」の子供「ミシェル」と「フェルナン・コフィネ」の娘が結婚して出来たのが
今回の「ドメーヌ・モレ・コフィネ」です。
やっと到達しました！
徳川家の家系図みたいのがあれば分かり易いんですが。。。

さてこのシャサーニュ・モンラッシェというと、高級な白ワインのイメージが強いですが
以外に赤ワインも沢山造られています。
又、白ワインに比べ、お手頃な価格なのも魅力的です。

そして何度もこのブログで言ってきましたが
美味しい白ワインを造る人は、赤ワインを造っても美味しいです。
又、その逆もしかりです。

目の詰まった嫌味のない果実味と、ほろ苦いハーブの香り、
タンニンも意外にしっかりしていて、明快な輪郭をかんじさせます。
幾分強めに感じる酸味が、ワインの瑞々しさを際立て、
穏やかに、静かな心持にさせてくれる味わいです。

モレ一族の赤ワイン、是非お試しあれ！


田原