Herbert Beaufre Premier Cru [シャンパン、スパークリング]
本日はシャンパーニュのエルベール・ボーフォールです。
一昨日、結婚式の2次会帰りのお客様,4名様で飲まれました。
なんでも出席された結婚式で振舞われた乾杯のシャンパンが「ドンペリ」だったそうで
この不景気にも関わらず、バブルな結婚式もあるんですねー
いったい予算一人いくらの式なんだろう?
と、いやしい詮索はやめにして
この造り手はシャンパーニュ地方の北部、ブージーという村にあります。
以前はブドウを栽培して、大手シャンパンメーカーに売っていましたが
近年、自社畑でブドウ栽培からシャンパン造りまでを始めました。
こういう造り手を、「レコルタン・マニュピラン」と言いまして
雑誌なんかでは「R.M」と表記されています。
少し前からですかね?
「レコルタン物」と言われるこれらのメーカーがメディアで頻繁に取り上げられ
「ジャック・セロス」を始めとするスタードメーヌの出現によって一躍脚光を浴びました。
巷では、「レコルタン物だから美味しい!」「ちゃんと造っている!」
みたいな風潮がありますが
決してそんな事はなく、造り方が下手くそだったら、いくらブドウが良くても
おいしいシャンパンにはなりません。事実そういう物も沢山あります。
決して「R.M」を否定している訳ではありませんが
ブドウ栽培は一切行わずに
ブドウの出来、不出来を見極めながらシャンパン造りだけをやってきた
いわゆる「シャンパン・メーカー」のほうが
美味しいスタンダードレベルの物を安定してリリースする場合もあります。
そして今回のこの「レコルタン物」ですが。。。良く出来ています!
ブージー村は厚い粘土質土壌で、良質なピノ・ノアールが生まれる事で名高いですが
このピノ・ノアールを主体とした、力強く、コクのある華やかな味わいを醸し出しています。
泡の具合も下品なシャンパンにありがちな、喉を突くような攻撃的な物ではなく
優しく舌の上で細かく弾けるような心地よさを楽しめます。
今からの温かい季節にぴったりなシャンパンだと思います。
お試し下さい!
田原
2011-05-01 17:10
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