Gevrey Chambertin 1997 (Armand Rousseau) [フランス・ブルゴーニュ]

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先週は恵比寿店(ダンヴィーヴァ)の三坂シェフが夏休みだったので
恵比寿のお店で働いていました。よってブログも久々の更新でございます。

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン。「ジュブレ・シャンベルタン」
造り手はアルマン・ルソーです。

昨日ご来店された男性2名様に飲んで頂きました。

この造り手はジュブレ・シャンベルタンのトップドメーヌで
特級畑だけでも幾つあるの?というぐらい数々の名ワインを造っています。

かれこれ14,5年程前になりますが、代官山にあった「ラ・ヴィーナス」というレストラン
(現在は銀座に移転して大渕座となっています)の調理場で働いていました。
ちなみに姉妹店「ダンヴィーヴァ」の三坂シェフもこの大渕シェフの下で6年働いていました。

その当時、このお店にはワインに精通した素晴らしいサーヴィスマンが沢山いて
ソムリエの方達が、僕がワインを大好きなのを知っていた事もあり
お客様が飲まれるワインのテイスティングのおこぼれを厨房に持って来てくれ
「このワインだったらこのソースがいいんじゃない?」とか
「このワインはバジルとは喧嘩するから絶対使わないで!」とか
(シェフにばれたら大変な事になりますねー)
他のお店ではなかなか経験出来ない、ワインと料理の関係性を毎日発見出来き
とても勉強になりました。

この当時、ご夫婦でおみえになる常連のお客様から1杯ご馳走になり
その味わいの素晴らしさに身震いする程感動したのが
この造り手の「シャンベルタン」でした。
威厳に満ちたラベルは今見てもその当時の光景がフラッシュバックします。

今回のワインはこの造り手の村名ジュブレ・シャンベルタンですが
村名とはいえジュブレのお手本のようなワインだと思います。

レッドチェリーのような甘美なアタックとチョコレートやタール等の独特のアロマ。
確固たる構造を持ち、凝縮感と共にオーク樽からの深いニュアンスが余韻をもたらし
剛性に富んでいながら優美さも持ち合わせる素晴らしい味わいです。

「絶対的な存在感」を感じる
アルマン・ルソーのジュブレ・シャンベルタン1997でした。

台風にも負けず今日も営業頑張ります!


田原



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