Volnay Les Santenots 1er Cru (B&T Glantenay) [フランス・ブルゴーニュ]
本日のワインはブルゴーニュの赤ワイン「ヴォルネイ・レ・サントノ2002」です。
一昨日、常連様Iさんに飲んで頂きました。
2年程前に出水商事さんの試飲会でご紹介頂いてから使ってる少々マニアックなアイテムです。
前にもこのブログで書いたように、うちのお店では南ブルゴーニュのワインはあまり売れません。
お勧めはしているのですが、同じくらいのお値段だったら
やはり有名なジュブレ、シャンボール等々コート・ド・ニュイのワインが売れ筋になります。
しかしワインマニアの方はこのコート・ド・ボーヌのラインナップを観て
「マニアックなの揃えてるねー」とお褒めの言葉を頂きます。
そうなるとついつい調子に乗ってコート・ド・ボーヌのワインを仕入れちゃいます。
そうするとあまり動かないアイテムですので在庫になります。
スタッフからするとワイン貯めなくていいからボーナス増やせ!と思ってると思います(笑)
事実このワインも2年前に2ケース仕入れてまだ4本残ってますから
ビックリする程売れてません。
ですが在庫をずっと何年かに渡って持っていると
必然的に市場からどんどん無くなっていく訳ですから
そうなると逆に希少価値が出て、お客様にも喜ばれるというメリットもあります。
今回のこのワイン2002年ヴィンテージですがブルゴーニュの良年です。
どちらかというとモダンな造りをする生産者ですので早い段階から楽しめるワインを造りますが
ちょうど10年経った今ぐらいがベストの飲み頃を迎えていると言えます。
一口にコート・ド・ボーヌと言ってもアペラシオンによって個性の違いがあり
このヴォルネイはタンニンが穏やかで瑞々しく、果実感に溢れ線の細い伸びやかな酸味が印象的で
お隣のポマールのような土っぽさやワイルド感はあまり感じられません。
「ブルゴーニュらしさ」というイメージが前面に伝わってきます。
更に言うと「ヴォルネイ」というアペラシオンの典型のような味わいだと思います。
あまり売れないコート・ド・ボーヌ!
機会があれば是非お試し下さい!
Iさん、Yさん今夜もお待ちしております。
田原
2012-05-24 17:53
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