Meursault 1er Cru Blagny 2002 (Leroy) [フランス・ブルゴーニュ]

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梅雨が明けたとたんに超暑いです。
かなり早めの夏バテ気味ですがきょうもファイト一発頑張ります!

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの白ワイン「ムルソーブラニィ」
造り手はルロワです。
常連様Z社長に飲んで頂きました。

ルロワのワインは何度かこのブログでも紹介しましたが
これはルロワのネゴシアン物になります。

ネゴシアン物と言えど
(ムルソー村のブラニーという区画のブドウを農家から買い付け、ワインだけルロワで醸造します)
ルロワの看板でリリースしますからクオリティーは非常に高いと言えます。

ブドウの栽培から醸造、瓶詰めまで全てを行うドメーヌ物のムルソーだと
私達の仕入れでうん万円もしますから
「ルロワのワインのニュアンスを比較的お安く楽しめる」
という意味では非常に重宝するアイテムです。
(でも高いけどね!)

ブラニーという区画は広大なムルソーの南部、ピュリニーモンラッシェに跨っており
行政上はピュリニーモンラッシェの区分になるという、いささか紛らわしい場所に位置します。

アタックから白桃やシトラスの香りが充満し
しつこくない樽の風味が織りなすボリューム感。
際立つミネラルとゴージャスな果実感が交互に押し寄せます。
堅牢で緻密な構造ながら、とっつきやすく
じんわりと体に染み込んでいくような味わいです。

近年「モダン・ムルソー」等と言われ
造り手達が、果実感やテロワールを意識した「脱!樽熟!」
みたいなムルソーが増え「ナチュラルに、さらっと、綺麗に、おりこうに!」
みたいな味わいのムルソーが多く、少々困惑気味です。

そんなのピュリニーやシャサーニュに任せとけよ!
お前はムルソーだろ!(しずる風でお願いします)て感じですが。。。

カリフォルニアやオーストラリア等のニューワールドワインに多く見られる
樽の香りがバッチリ効いた「バニラ風味のシャルドネ」なんかを好んで飲まれるお客様には
次のステップとして「樽の香りは効いてるけど、果実味もこんなに楽しめますよ!」
といった具合にムルソーを飲んで頂くと大変喜ばれ
フランスワインにシフトされるお客様が沢山いらっしゃいます。

なんでもかんでもモダンになればいいという訳ではないと思いますが。。。

ルロワの古典ムルソー
是非お試しを!

エスコフィエに敬礼!


田原

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