Puligny Montrachet Champ Gain 2009 (Etienne Sauzet) [フランス・ブルゴーニュ]

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暑いです。先日帰郷した福岡の方が全然涼しかったです。
残暑厳しく体調が思わしくない方もいらっしゃるでしょうが
みなさん頑張って今日もワインを飲みましょう!

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの白ワイン
「ピュリニーモンラッシェ・シャンガン・2009」
造り手は「エチエンヌ・ソゼ」です。
昨日2回目のご来店のN様に飲んで頂きました。

このピュリニーに君臨する個人的にも大好きな造り手の一つです。
まさにこの「ドメーヌ」という言葉
自社でブドウの栽培からワイン造り、瓶詰めまでの全てを行う
「自社元詰め販売」の先駆けとなった造り手の一人です。

現当主「ジェラール・ブード」はソゼの孫娘と結婚し
名門「プスドール」で修業した後にこのドメーヌを引き継ぎました。
が、しかし、ソゼの娘がヴォルネイのボアイヨ家に嫁いだ為
ブドウ畑の殆んどが「ジャン・マルク・ボアイヨ」に相続されました。

この事でドメーヌの先駆けだった「エチエンヌ・ソゼ」が
ドメーヌとしての看板を降ろさざるを得なくなり
現在ではネゴシアン業として運営されています。皮肉なお話です。

しかし、基本的には昔からの顧客の為だけにブドウを買い付け
「エチエンヌ・ソゼ」のワインを継承して造っており
販売数を無理に増やして金儲けに走るような事はしてない為
ネゴシアン物なのに手に入りにくい
といった不思議な現象を起こしているワインでもあります。

今回のこの「シャン・ガン」という畑はムルソーシャルムに隣接している事もあり
ふくよかで旺盛な果実味と強めなミネラルが印象的で
これらを美味くバランス良くまとめる為か?
少々強めの樽香が特徴的なソゼのワインでしたが
近年の物は樽が穏やかで、しなやかさと気品を感じとれ
2009年のビックヴィンテージだから「若くてガチガチ」
というような嫌味な感じはありません。
(欲を言えばあと5.6年後ぐらいに飲みたいですが!)

自社畑は無くなっても「エチエンヌ・ソゼ」のクオリティーを引き継ぐ
ジェラール・ブード氏に敬意を表したい1本であります。

Nさん又、お待ちしております。


田原


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