Nuit Saint Georges Les Hauts Poirets 1996 (Jayer Gilles) [フランス・ブルゴーニュ]
東京は気持ちの良い秋晴れです。
最高の3連休の真ん中。繭は通常通り12時まで営業しております。
お暇な方はどうぞ!
さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン「ニュイサンジョルジュ・オーポワレ」
造り手は「ジャイエ・ジル」
言わずと知れた神様アンリ・ジャイエの後継者です。
昨日ご来店されたお客様に飲んで頂きました。
以前にもこのブログでヴィンテージ違いをご紹介しました。
前に使っていたのは2005年ヴィンテージで
まだ、多少の若さと固さが気になり、デカンタをしてご提供しましたが
今回のこの1996年はまさに今、素晴らしい飲み頃を迎えている。と言えます。
完熟した果実の充実感と達成度が素晴らしく
伸びやかな酸味と複雑な味の構造が独特の世界観を魅せてくれます。
又、ジャイエのワイン造りの手法で、ブドウの醸しを均一に行う為に
ルモンタージュという工程を行います。
醸しを行う際、タンクの底から液体を抜き取り、上から流し込むという作業ですが
このルモンタージュの作用かどうか?は分かりませんが
「エマニュエル・ルジェ」や「ジャイエ・ジル」といった
アンリ・ジャイエの後継者と言われる方達のワインを飲むと
セメダインのような個性的な香りが徐々に現われてくるのも特徴的です。
だから癖になる?という危ない話は止めます。
生前、ジャイエは「何故?みんなはルモンタージュをやらないの?」
とコメントしているのをワイン誌で観た事がありますが
造り手には、「ワインを造る過程であまり意味の無い事」
と、捉えている方も多くいるようです。
最後に後継者ジャイエ・ジルの言葉です。(インポーター資料抜粋)
「秘訣なんて無い。ただ彼(アンリ・ジャイエ)が繰り返し重要だと言っていたのは
高い樹齢と極めて細かな剪定だと。」
残された者が残していった者から何を感じ取るのか。
後継する事の面白さと難しさ。
秘訣なんて無い。
本当かなーーー?
田原
2013-09-22 16:53
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