Meursault Tete de Cuvee 2010 (Francois d'Allaines) [フランス・ブルゴーニュ]

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皆様、楽しいゴールデン・ウイークを過ごせましたでしょうか?
大型連休の後だからか?昨日は暇な金曜日となりました。
さっさと仕事を切り上げて知人のお店で飲んでいたら
隣に居合わせた方と意気投合し、気付けば朝4時を回っていました。
しかし、今日出勤してスタッフに聞いた所、深夜から常連様が何組かご来店され
結局、最後のお客様が帰られたのは朝5時過ぎだったようで。。。
皆様、お手柔らかにお願いします。。。

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの白ワイン「ムルソーテット・ド・キュベ2010」
造り手は「フランソア・ダレン」です。
昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

当主フランソア・ダーレンは25歳でワイン醸造の世界に入り
29歳でボーヌのメゾンで技術責任者を務めた後
1996年ムルソー近郊の村ドムニーに土地を購入
何もない所からワインの醸造設備を整え
5年後の2001年からようやくワイン醸造を開始した新しいメゾンです。
(インポーター資料抜粋)

ブドウは無農薬有機栽培をしている信頼できる農家さんから購入して
ワイン造りだけを行うネゴシアン業です。
今回のこの「テット・ド・キュベ」と言うのは、ブドウの出来の良好な年のみ造られる
言わばスペシャル・キュベという事になります。

一般的にムルソーというワインは新樽を使って熟成させ
ミネラル感に負けない樽の厚みが加わったタイプが比較的多いように思います。
(最近は脱樽香。という生産者も多いようです)
なのでひと口飲むと、パワフルで豪傑なアタックがズトン!と来て
その後から様々な味わいが伸びやかにスーと続いて行くような味の構成に感じます。

しかしこの方のムルソーは新樽比率20%に抑え
柔らかな果実味とキメの細かいミネラルに程よい樽の風味が乗っている。
そんな優しいイメージです。
ムルソーというワインを飲み慣れている方がこのムルソーを飲むと
少し拍子抜けというか?肩すかしをくらったようになるかもしれません。

イメージというのは怖いもので
以前、うちのお店でグラン・クリュの古いヴィンテージの赤ワインを飲まれたお客様が
同じ造り手の現行ヴィンテージのワインを1週間前に飲まれていたらしく
「味に力強さがない。状態がおかしい。」と言われた事がありましたが
それは当然の事であり、10数年前のワインと今年リリースされたばかりのワインが
同じ味で同じ力強さのはずがありません。
しかし、前の週に他のお店で飲まれたワインの印象が強く
うちのお店で飲んだワインのヴィンテージ等、ど返しして味が脆弱に感じたのでしょう。

ムルソーに話を戻しますが
優しい味わいであるが故、どんなお食事とも相性抜群で
食材の邪魔をせず、素晴らしい相乗を魅せてくれます。
フランス各地の星付きレストランからの引き合いが多いのもうなずけます。

拍子抜け?肩すかし?

いや、肩の力の抜けた自然体のムルソー

お試し下さい!


田原


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