Clos de Vougeot Grand Cru 2000 (Drouhin Laroze) [フランス・ブルゴーニュ]

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台風が日本を縦断しています。
本日開催予定の東京湾花火大会も中止になりましたが
東京は中心から逸れているせいか少し雨が降っている程度です。
ご予約も頂いています。休み前、最後の営業頑張っていきます!

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン
「クロ ド ヴージョ グラン クリュ2000」
造り手は「ドルーアン・ラローズ」です。

先月末で繭での3年間のアルバイトを終了し
寿退社致しました塚野さんの最終日に常連様のN様に開けて頂き
そしてスタッフ一同ご馳走になりました。
N様有難うございました!

言うまでも無く、数々のワインラバー達を唸らせるヴージョ村のワインです。
ブルゴーニュ、ヴージョ村の中にある区画(昔は石塀で囲われた畑の事を言ったそうです)
の事を「クロ」と言い、アペラシオンに占める特級畑の割合いがブルゴーニュ最大として有名です。
このクロ・ド・ヴージョ、50haの特級畑に70人以上の造り手がワインを造る特殊な場所でもあります。
なので、いくらグラン・クリュとはいえ、造り手によってかなりの味の差が出る事は
言うまでもありません。それこそピンキリ。
クロ・ド・ヴージョは畑に惑わされずに造り手を吟味して選ぶべき。
と、言われるのはこういう事です。

その中でも今回のこの「ドルーアン・ラローズ」はクロ・ド・ヴージョのみならず
シャンベルタン・クロ・ベーズ、ミュジニー、ボンヌ・マール等
6つのグラン・クリュを所有している
紛れも無く、ブルゴーニュワインのトップに君臨する造り手です。

抜栓仕立ては、予想通り暗く、冷たく、そして固く
人見知りで、とっつきにくい気難しさを覗かせましたが
30分後を境に変化し始め、ローズや茸のような香りがリズミカルに立ち上がり
堅牢な構造の中に大きな膨らみのある温かい果実味と上質なフィネス。
グロゼイユ、ナツメ、ドライフルーツ、シナモン、インク等々
時間と共に様々なキャラクターが複雑に交差していき
まさに大地の声を「香り」という現象に集約させたメッセージがそこに存在します。

数々のグラン・クリュを持っているからこそ見えてくるもの
そして造れるものがあるのだと痛感させられた1本でした。

塚野さんには
自分を磨いて、何歳になってもこのワインのような魅力的な女性であり続けられる事を願います。
お幸せに!


田原







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