Gevrey Chambertin 1982 Camus [フランス・ブルゴーニュ]

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2週連続!!熟成ワイン!
しかも今回は35年熟成のジュヴレシャンベルタン!
開けてビックリ!飲んでビックリ(笑)
やっぱりまだまだワインは奥が深いです....
ソムリエ見習の雨宮です!



今回ご紹介するワインは「ジュヴレシャンベルタン 1982 カミュ」です!
お客様の生まれ年のワインと言うことで飲んでいただきました。
今回このワインを飲まれるということで、いろいろな意味でドキドキしていました(笑)
まず無事に開けられるのか!ボルドーのグランヴァンならまだしも今回はブルゴーニュ!
しかもただの村名ジュヴレシャンベルタン.....前日には夢にも出るくらいハラハラドキドキ
していました(笑)



ボトルの口を確認すると今ではキャップシールですが、この頃のものはロウで
それが更にプレッシャーに....(泣)
心折れそうになりながらも慎重にスクリューを指すとおっ!意外とすんなり入る!
ゆっくり引き上げますがいやいやこれがビックリ崩れることなく抜けました!
ロウで密閉されていたからか、保存状態が良く35年の歳月を感じさせないくらい
しっかりとしていました!


しかし!重要なのは味!色味もかなり煉瓦色がかっていて、透明感があります。
グラスにそっと注いでお酢のように酸っぱくなっているであろうと香りをかぐと
何とも甘やかな香りが!(笑)
イチゴをブランデーで煮詰めたような、乾いた熟成香と甘い果実の香りの調和が
素晴らしです!
飲むとさらに複雑!ドライフルーツのような果実味とダシのようなうまみがギュッと
つまっています!


これこそ時を飲むですね(笑)
2010年代のヴィンテージのものも何回も飲んでいますが、それぞれ良さがもちろん
ありますが、個人的には82年の方が好きですね!
美味しいです(笑)古いし、価格も違うから当たり前だろ!と思われる方も
いらっしゃるかと思いますが、それがカミュはジュヴレシャンベルタン村で最も
グランクリュを持つドメーヌで、それ故どんどん価格が上がっているブルゴーニュ
ワインの中では比較的手ごろな価格で飲めるのです!




僕が生まれるずっと前に造られたワインを飲むというのも不思議な感覚で。
アジが出てきていました(笑)僕もワインに負けないようアジのある人に
なりたいものです!!
ドメーヌカミュ、穴場です!見かけたら是非お試しあれ!



雨宮

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Snowden Cabernet Sauvignon The Ranch Napa Valley 2010 [アメリカ・カリフォルニア]

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ますます秋が近づいてきてジビエやキノコ料理を
いろいろなお店で見かけるようになりました!
そんな時飲みたくなるのはやっぱり熟成ワイン!!
ソムリエ見習の雨宮です!


ということで今回ご紹介するワインは「スノーデン ザ ランチ 2010」です!
アメリカ・カリフォルニアのワインと言えば、開けてすぐおいしい!
ブラインドテイスティング大会優勝!など華々しいキャッチフレーズが
多いですが、個人的には自然派ワインと同様に、開けるタイミングなど
扱いが難しい印象があります。
確かに、若い同じヴィンテージでフランスワインなどと飲み比べると
カリフォルニアワインの方がその魅力を感じやすいと思います。
しかしそのワインが持つ本当の意味での美味しいタイミング、所謂
飲み頃というのは偉大なフランスワインと同じように熟成を
必要とするように思います。



ボルドーなんかにはそのようなイメージがしっかり根付いているのに
カリフォルニアワインはまだまだそのイメージがないので寂しく思いますね....



さてさて今回のスノーデンは7年熟成!!あと5年くらい寝かせたい気もしますが
それでもタンニンも柔らかくなってきており、いい感じに熟成香も出てきています!
熟成させたワインにはオリが中に沈殿していますが、これはワイン中の渋みの成分が
ワインの中で結晶化したもので、液中の渋み成分が減っていて他の要素を
感じ取りやすくなっているのと相まって、まろやかに感じられるのです!



なかなか飲み頃を迎えないだけに、花開いたときはまた特別な幸福感が訪れますね....
神の雫でもあったように時を飲むとはこのことですね(笑)
抽象的な概念すら味覚という感覚に落とし込むことができる。
ますますロマンチックな飲み物ですね(笑)


なーんて熟成ワインに触れながらそんなこと考えてるのもたまにはいいかなと!
是非皆さんもお試しあれ!!
それではこの辺で。


雨宮
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Vino Della Pace 2012 Produttori Cormons [イタリア・フリウリ]

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急に気温も下がり、一気に冬へと向かっている今日この頃。
ジビエや白トリュフ、モンドールと美味しい食材がどんどん入ってきています!
当店、繭にもエゾ鹿肉やイタリア産ポルチーニなど絶賛入荷中です!
最近始めたインスタグラムにて続々と情報をアップしていますので
フォローのほど、よろしくお願いします!
ソムリエ見習いの雨宮です。



今回ご紹介するワインは何とも珍しい!北イタリアはフリウリ発の
約955種類の葡萄品種を1本のワインに詰め込んだ世界平和のワイン!
「ヴィーノ デッラ パーチェ 2012 プロデュトリ・コルモンス」です!



いやーーー間違いなく過去最高の葡萄品種の数!(笑)
ヴィンテージによって品種の数は変わりますが、2011年で850種だったので
まだまだ増え続けているらしいです(笑)
他のワインで混植混醸(ゲミュシュターサッツ)やブルゴーニュ、シャサーニュで
広大なシャルドネの木の中に数本ピノが混ざってます、なんて話は聞きますが
もはやそれどころではないですね(笑)規格外です。



コルモンスは醸造組合で、400ヘクタール(東京ドーム約85個分)以上にもなる
畑を所有し、そこで世界各国の葡萄品種約955品種を育てています。
全世界の葡萄を、ハートをこのワイン1本にという思いの下造られていて
そういう生産者の熱い想いを楽しむワインになっています。
勿論、それぞれの品種の特徴なんてものはとらえられませんが、北側産地の
アルザスなどに似た冷涼な気候特有のマスカット感や爽やかな酸が感じられます。



こういった、ふと冷静に考えると理解できないようなことも造り手の想いなどに
寄り添えば何とも胸アツな感情にさせられます(笑)
ワイン造りに関わらず、物事の本質や原理原則から逸脱したものも造り手の想い
受け取り手の相手を尊重しようとする想いによって楽しめます!
750mlの液体を飲むという行為の中に現れるそういった感情のやり取りが美しいですね!!
飲んでみたら、なんだこんなものかなんて思うかもしれませんが是非そこは
童心にかえって楽しんでみてください(笑)



それではこの辺で!



雨宮
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Au Bon Climat Tsubaki Pinot Noir 2014 [アメリカ・カリフォルニア]

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毎週アップします!と言った矢先から、もう上がってない!と思われた方も多いのでは!
申し訳ありません!パソコンを修理に出していまして先週はアップできませんでした!
しかし、記事はしっかり書いておいたので、今週は2記事をアップします!
ソムリエ見習いの雨宮です!


今のところ世界各国のワインをご紹介出来ている気がします!
今回はアメリカ・カリフォルニアのピノです!
「オー ボン クリマ ツバキラベル ピノノワール 2014」です。
過去にカリフォルニア・ピノではカレラをご紹介したかと思いますが
そのカレラと並んで注目されているのがこのオーボンクリマ!



カレラがロマネ・コンティで修業を積んだなら、オーボンクリマは
あのブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエの下でワイン造りを学んでいました!
リリースされるや否や、その話題性もあり数々の賞を受賞しています。



今回のツバキラベルは、コンテンポラリー・アーティストの椿昇さんがラベルを
デザインしたことから、オーナー兼ワインメーキングのジム・クレンデネンとの
素晴らしいワインメーキングによって生まれ、日本限定でリリースされたものです。
もちろん、カレラと同様に様々なクラスのワインを生み出していますが
このツバキラベルはカジュアルに、それでいて日照量が豊富なカリフォルニアにおいて
前重心で果実味のパワフルさを主張するだけではない、どこかブルゴーニュの様な
エレガントさを備えた味わいになっています!


先程日照量が多いと言いましたが、カリフォルニアの中でも海沿いと丘陵地帯とで
気候が異なるのが、また難しい所です。
海風を受け冷涼な風が流れ込んでくる地帯では、ピノやシャルドネなどを
栽培していますが、同じA.V.A.内でも丘陵地帯ではジンファンデル、メルローなど
がらりと栽培している葡萄品種が変わります。
なので、今日でも新しいA.V.A.が生まれるなど、日々変化しています。


ヨーロッパのワイン法と比べると少し変わっていますね。
リージョンでいうとカリフォルニアはブルゴーニュ、カウンティはコート・ド・ニュイ
A.V.A.は村名と言ったところでしょうか。
ブルゴーニュでシャンボールミュジニーを名乗っているのにピノ・ノワールではない
葡萄で造られたなんてことはないですからね!
それ故に、所謂ニューワールドでは日々ワイン法は見直され、変化していってるのです!
当然と言えば当然!ただ覚えるとなると大変です......(泣)
僕も日々勉強ですね!2017年残り3ヶ月弱!勉強も飲むのも頑張ります(笑)




それではこの辺で!


雨宮

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Henri Giraud Fut de Chene 2000 [シャンパーニュ]

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2017年も残り3ヶ月!!!すっかり気候も秋になり、食欲や読書、芸術といった
ものがより楽しくなって来ました!
もちろん僕も絶賛ワインを呑んだくれています!ワインの季節です!
いや、僕にとってはオールシーズンワインの季節です!(笑)
ソムリエ見習いの雨宮です!



今回ご紹介するワインは「アンリ ジロー フュ ド シェーヌ 2000」です!
このワインはアンリジローが代々所有するシャンパーニュのグランクリュ、アイ村の
ピノノワール70%とシャルドネ30%で造られており、その名の通り木樽=フュ ド シェーヌで
1年間、瓶内で7〜8年熟成してからリリースされます。
完全手作業で葡萄を摘み、選果し絞った葡萄ジュースをゆっくりと冷やしていく
低温浸透法を導入しており、そうすることによって衛生面でも有益でありながら
雑味成分と葡萄ジュースとの分離をします。
澱引きも手作業で丁寧に行い、グランクリュ本来の味わいと風味豊かな樽の香りの
ハーモニーを楽しめます!



さらに今回のワインは17年熟成!!
時という概念すら内包するその味わいは、何て贅沢でリッチなアロマが広がるのか!
唯一無二!熟成シャンパーニュ、アンリジローならではの味わいがたまりません!!


これからの季節の食べ物に合うというか滋味溢れる料理などがもつ、何かしみじみと
込み上げてくる旨みや風味と共通する世界観がワインの中に感じられ
古都に行きたくなりますね(笑)
和のテイストともマッチしそうと言いますか、夕暮れの紅葉でも見ながら旅館で
ゆっくりアンリジローを飲む(笑)時の流れを感じられるシチュエーションがいいですね!
何とも贅沢っ!!!



なかなかお目にかかれないかもしれませんが、見かけた時ふと過去に想いを馳せたい時!
是非お試しください!(笑)



それではこの辺で!


雨宮
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