シャンパン、スパークリング ブログトップ
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Louis Roederer Cristal 02 [シャンパン、スパークリング]

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今日もポカポカ陽気で気持ち良いですが、花粉症が少し辛いです。

さて、本日はシャンパーニュ。 ルイ・ロデレール・クリスタル2002です。

このシャンパーニュは私の誕生日のお祝いを兼ねて
今月の中旬に、常連様T様に開けて頂きました。

別に僕の誕生日ではなくとも
お祝いの席にはピッタリな豪華かつ華やかなシャンパーニュです。

さてこのシャンパンメゾンの歴史は非常に古く、1776年創業だそうです。
近年、多くの有名シャンパンメゾンに、他業種(アパレルや投資会社e.t.c...)
が経営参入したりしていますが
このメゾンは、一族での家族経営を貫いています。
といってもお父ちゃんとお母ちゃんできりもりしている訳ではなく
ランスに本社があり「ルイ・ロデレール社」といった大企業でございます。

又、傘下にはシャンパーニュのドゥーツやカリフォルニアのロデレール・エステート
ボルドーの名門、シャトーピション・ロングヴィユ・コンテス・ラランド(なげー)
シャトード・ぺズも経営しているトップワイナリーです。

そしてこの「クリスタル」という名のシャンパーニュですが
このシャンパンメゾンをこよなく愛していた
ロシア皇帝アレキサンドル2世の命により
このメゾンのトップキュベとして造られました。

最初は本当にクリスタルガラスに詰められていたそうです。
(金持ちのやる事はよう分からんねー)
又、日光を遮るように普通のシャンパンの瓶には色が付いていますが
テーブルに置いた時に、このシャンパンの綺麗な黄金色を楽しめるように
透明のガラス瓶にデザインされたそうです。
(金持ちはチョッと楽しみ方のセンスいいねー)

最高の区画からのみ造られるブドウから生み出されますが
ブドウの出来が納得のいかない年にはリリースしない程こだわりを持って造られています。

シャンパングラスに注ぐと、泡の弾ける心地よい音が期待を膨らませます。
艶のあるオレンジがかった黄金色で、口に含むと熟成したシャルドネの豊かな芳香と
きめ細かでクリーミーで、それでいて輪郭がはっきりと浮き出た優しい泡。
後から力強さがこみ上げてくるような、独特の余韻をもたらします。
まさに優雅さを追及されたシャンパンではないでしょうか!

T様ご馳走様でした。


田原



Perrir Jouer Belle Epoque blanc de blancs ’00 [シャンパン、スパークリング]

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本日のワインはシャンパーニュ。
ペリエジュエ・ベルエポック'02とそのトップキュベ、ブラン・ド・ブラン'00です。
常連様のZ様が新年会で会社の方と4名様で飲み比べされました。
今年は景気が上向くように、景気付けの意味を込めて開けて頂きました。
(ご馳走様でした)

このシャンパン「ベル・エポック」フランス語で「良き時代」という意味です。
まさにこの名の通り、20世紀初頭、アールヌーヴォーの芸術が最盛期の時代に
ガラス工芸作家、「エミール・ガレ」がデザインし、アネモネの花をモチーフに
エッジングボトルされた物です。

初めてこの瓶を見た時、何処か懐かしさというか、ノスタルジーを感じましたが、
(別に前世がどうとか全く興味ありませんよ!)
あとから聞いた話だと、この花は日本のアネモネの花をガレがデザインしたそうです。
だから日本人の心に響く物があるのでしょうね!
その後の第1次世界大戦でこのボトルは封印されてしまいますが
1964年にこのデザインの原本が見つかり、プレステージキュベ(ブラン・ド・ブラン)
と共に復活しました。

あまりの瓶の美しさに、当店でこのシャンパンを飲まれた方は、
殆んど全員と言っていいくらい、瓶をお持ち帰りなさいます。

まずはペリエ・ジュエ'02ですが、ピノノアール種とシャルドネ種が50%ずつのブレンドです。
泡立ちが鋭く、きめ細やかで、口に含むとブアッと爆発してからスーと消え、
繊細なハーブのアロマが余韻に続き、じんわりと心に浸透していく旨味があります。

そしてブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)ですが、麦わら色の黄金色からは
イメージ通りの、華やかで上品、フローラルな香が余韻を盛り上げます。
程よいキレと程よい厚み、この「程よさ」を表現するのは簡単なようで
実は一番難しい作業だと思います。

色々なタイプのシャンパンがありますが、
一言で言うならば、「均整の取れた、美しいシャンパーニュ」でしょうか?

この瓶に描かれたアネモネの花と、味わいとが、
これ程リンクするシャンパンは他にないのでは?



 
                                     田原                                    





Coteaux Champenois Rouge '85 (Robere Dufour & Fils) [シャンパン、スパークリング]

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12月も半ばを過ぎ、少しずつ街もクリスマス一色な感じになってまいりました。
当店では、23.24.25日の3日間、クリスマス特別ディナーをご用意しております。
まだなんの予定もたてていない、無計画なあなた!
ご予約お待ちしております。

さて、本日のワインはシャンパーニュ地方の赤ワインです。
深夜VIPのT様に飲んで頂きました。

シャンパーニュといえばシャンパンですが?よく解りませんが?
もともとシャンパーニュ地方はシャンパンを造る以前は「スティルワイン」
いわゆる普通の白ワイン、赤ワインを造っていました。
シャンパンを造るようになり、徐々に生産数も減っていって影が薄くなっていきました。

以前このメゾンのシャンパンを試飲会で飲んだ事がありますが、チョット特殊?
レコルタン・マニュピランといって、ブドウを自家栽培、自家醸造していますが
亜硫酸を極力使わない、いや使わな過ぎないといってもいいのでは?
少しばかり発酵臭というか還元香というか気になりました。

その後読んだワイナートに「一般のシャンパン愛好家に支持されるのは難しいであろう」
のコメントが載っていました。まあ、ずば抜けた個性ですからいいと思いますが。

そのメゾンの赤ワインですから少し引っかかる所はありましたが
試しに仕入れてみました。
ブドウ品種はピノノアール100%です。

ロウキャップを丁寧に外して抜栓、いやな還元香は全くなく、ほのかに桜の花のような香があります。
甘く熟した、優しい果実の味わいが、ほっこりとした癒しの心地にさせてくれます。

こういう味わいのワインには、野鴨や猪等のワイルドな血の味わいがあるお肉よりも
脂身が少なく、淡泊で肉質の柔らかい物が合うと思います。

ソースも、ベリー等の同系のものは逆に相乗しにくいと思われ
シンプルにフォンドヴォ―のソースや、少し味わいの厚みを持たせたクリーム系がいいかな?

ちなみにT様は、ホロホロ鳥と茸のフリカッセ(軽いクリーム煮込み)を召し上がられました。

シャンパーニュの赤ワイン。興味のある方、是非どうぞ!

                                      

田原


Collard Chardelle Brut Cuvee Prestige '86 [シャンパン、スパークリング]

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本日はシャンパーニュのご紹介です。
深夜VIPのT様に召し上って頂きました。

「コラール・シャルデル」僕もインポーターさんから紹介されるまで知らない物でしたが
それもその筈、90%がフランス国内のレストランを始めとした市場で消費され
残り10%程度が海外に売られるそうです。

僕の勝手な思い込みですが、シャンパンの古酒というとシャルドネ100%で造られる
「ブランド・ブラン」が多いように思いますが(他にも沢山あるかもしれませんが?)
このシャンパンはピノ・ムニエというブドウ品種主体で造られています。
このメゾンはヴァレ・シュール・マルヌという村にありますが、非常に日照量に恵まれ
又、マルヌ川からの照り返しの恩恵も受け、高品質なピノ・ムニエを生むそうです。
ですからこの地域では「コラール・シャルデル」言えば、ピノ・ムニエというくらいだそうです。

1986年のシャンパンですから泡の勢いは「シュワッシュワッ」ていう風にはいきませんが
キメの細かい上品で綺麗な泡が「シュウウワー」といった感じで後から追いかけてきます。
その後、熟成シャンパン特有の蜜のような、ぽってりとした甘い香りが口中に溢れ、
ハーブのニュアンスやスパイスのアロマを余韻に残し、複雑味に富んだシャンパンです。

当たり前の事ですが、シャンパンの古酒を飲むたび、仕入れる度に考えます。

良質な古酒はどんどんこの世から数が減っていく訳でして、
そして当たり前ですが、どんどん値段も高くなっていきます。(ワインもですが)

飲めるお値段の時に飲んどきましょう!という軽い締めくくりです。

                                      

田原


D'ambroise Brut blnc de blanc '88 [シャンパン、スパークリング]

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えーお客様には全く関係の無い事でございますが
ワインセラーの調子が夏頃から今一つ良くありませんでしたので
この際思い切って、冷蔵器のオーバーホールをやりました。
そして、今月来た請求書を見てビックリ!値段はあえて言いませんが、乗用車一台買えます。

しかしワインを扱うお店に取って何を最重要視するのか?と考えた時
当たり前ですが、いいコンディションのワインを飲んで頂くのが一番良い事だと考えます。
そうなると、この日本の気候条件ではやはり温湿度の完璧なワインセラーが必要になります。
となると、車一台分はしょうがないのかな?  いやーでも、高いなー
と、ぶつぶつ言わずに頑張って仕事します。

そして本日はシャンパン古酒です。
以前にもシャンパンの古酒をご紹介しましたが、
今回の物も長期熟成に耐えうる非常にポテンシャルの高いシャンパンです。

「ダンブロワーズ」というシャンパンで比較的古いヴィンテージの物を良く見かけます。
うちの店でも、かなり以前からいろんなヴィンテージをインポーターさんからご紹介頂いて
取り扱っていますが、ハズレません。

最近レコルタン物という言葉を良く耳にしますが、このシャンパンは正に「R.M」ですが
以前は「R.C」レコルタン・コーポラーターと言って自社畑のブドウをプレスまでして
その後のシャンパン造りは協同組合でやってもらっていました。
が、近年自分でシャンパンまで造るようになりました。(にしては造るの上手いっすよ)

味わいは上品で穏やかな泡と、ローストしたナッツやコーヒーのような香ばしくて、魅惑的な香り
後味にシナモンのような甘い残り香を漂わせ、長い余韻に浸れます。
熟成したブランドブランの神髄を楽しめる一本だと思います。

こういうコンディションの良いワインを飲むと、やはりワインセラーはしょうがないな?
と自分に言い聞かせます。 イヤーデモ、タカイナーとカタカナで書いてみます。
それでも修理代は安くならないので、英語で書くのはやめます。

決してお客様のワイン代に、ワインセラーの修理代を載せるような事はしませんので
ご安心下さい!(当たり前か!)

                                        
田原

Desbordes Amiaud Brut 1er Cru [シャンパン、スパークリング]

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久々のシャンパンでございます。
デボルト・アミオー'88年というシャンパンです。

先週の土曜日,台風にも関わらず常連様のお宅で出張パーティーがありました。
お料理とワインをフルセットでお持ちして、お客様のご自宅のキッチンをお借りして
料理を作りながら、僕も少しワインを頂いて。。。
そして酔っぱらって。。。。  大体そんな感じでやってます。

ご予算に合わせて出張パーティーやケータリング等、随時受付けています。
是非ご用命下さい。(宣伝です!)

さて、その際にお持ちしたのがこの一本です。
今までにシャンパンの古酒は色々と飲む機会がありましたが
完全に泡がなくなっていたり、味わいが死んでたりするものが多いのも事実です。

ワインも勿論同じですが
長期熟成に耐えられるだけのポテンシャルを持った物でなければ
美味しく飲むのは難しいと思います。

港区某有名ワインバーにうちのお客様が時々通われていますが
そこのオーナーソムリエさんに
「シャンパンは20年以上熟成させないと真価を楽しめないよ」と言われ
シャンパンの古酒をいつも飲まれるそうです。
かなりの品揃えがあるようで、「すごい!」の一言です。

煌びやかな黄金色とカラメルのようなアタック、フローラルな香り
少々淡くなりつつあるきめ細やかな泡がスッと喉を過ぎていき
ドライでいて熟成した果実香が楽しめます。

「白ワインとシャンパンの間?」的な新たなカテゴリーになってるのが面白いです。

これだけのコクがあれば、肉系のオードブルやメイン料理にも負けない味わいなので
コース料理と一緒に一本通して楽しむのもいいかもしれませんね。

年月を重ねても抜け殻のようにならない、生き生きとして、コクのある、
このシャンパンのような歳のとりかたを出来たらいいな。
と上手くまとめて終わりです。

                                        
田原


Joseph Perrier Cuvee Josephine '95 [シャンパン、スパークリング]

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フランスでの修業時代に友達がシャンパーニュのランスという街で働いていました。

バカンスを利用してこの街を訪れ街を歩くと、隅々までとても綺麗に整備されており
大きなプールや10面程あるテニスコート、博物館や教会e,t,c.....
歩いている人達も洗練された洋服を着て、高級なトヨタの車も沢山走っていました。
友達の働いてるレストランに付いて食事をした時、浴びる程シャンパンをご馳走になりました。

この世界中の人達が愛して止まないシャンパーニュ。
このおかげでフランスで平均所得が一番高いのがこのシャンパーニュ地方だそうです。

昨日常連様に飲んで頂いたのがこの「ジョセフペリエ キュヴェ ジョセフィーヌ'95」
英国王室の御用達で王室の結婚式でも振舞われるそうです。
とにかく泡がきめ細やかで、15年の熟成からくるカラメルのようなコクのある香り。
シャンパンは「キレ」派か「コク」派かなんて良く言われますが
このシャンパンは両方の特徴を上手くまとめた、「コクキレ派」と言った所でしょうか?
まさにアッサンブラージュ(各ブドウ品種をブレンドする事)の妙です。

ファミリー企業で地味な経営の為、あまり日本では知られていませんが
機会があれば是非お試し頂きたいシャンパーニュであります。
                                     


田原

Valse Rose Methode Traditionnelle Brut (NV) Vinoble Guillaume [シャンパン、スパークリング]

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当店では、お通しとして、グラススパークリングワインをおだししている為か、シャンパン、スパークリングワインのボトルのご注文が比較的少なめです。(メニューには、20種類以上ご用意がございます。)

そんな中、先週何か縁があるのか3日連続(T様、H様、A様)でご注文いただいたロゼスパークリングワインのご紹介です。

ヴィニョーブル・ギョームさんは、ロマネ・コンティの苗木家でもあるそうです。そんな彼の造る2000年収穫のピノ・ノワール100%で醸造、瓶内熟成8年5ヶ月、総生産量1,800本の貴重なロゼスパークリングです。(当店4月に1ケース入荷して、現在残り5本です。)

ヴァルスとは、フランス語でワルツ
そうまるで、ビル エバンスのワルツ フォー デビーのようなチャーミングで愛おしいロゼスーパクリングワインです。

丹羽

Jacques Selosse Brut Initial N.V [シャンパン、スパークリング]

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本日はシャンパーニュ好きのお客様に
スタッフ一同沢山ご馳走になりました。
「ジャックセロス・イニシャル」です。
この造り手のスタンダードキュベですが、
とにかく美味いです。「アムンセル・セロス」という舌を噛んでしまいそうな
少しエロチックな(僕だけそう思うかもしれませんが?)名前の方が造っております。

シャルドネのセロスと言われるくらい、ブランドブラン(シャルドネ100%のシャンパーニュ)
を造らせたら、僕の中では勝手に金メダルです。
澱びきせずに樽熟成を最低8ヶ月から長いものは8年もします。
熟成した上質な白ワインに、きめ細やかなはじける泡がものの見事にマリアージュした!!!
(彦麻呂風でお願いします)
そんな表現でわかり易いでしょうか?

とにかく一口含むと、口の中に弾けんばかりの泡パンチの雨、あられです。
その後から熟成した蜜のような風味が続きます。
無性にウニのクリームパスタとか食べたくなります。
最近は香港からの怪しい(否定してる訳ではありません)輸入ルートから入って来て
ベストコンディションではないものもお安めに出回っているようですが???
まあ、それはさておき、T様ご馳走さまでした。お勉強させて頂きました。   


田原
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